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データ活用組織のマネジメントを行いつつコーチング、本など学んだことを書くblog

【勉強メモ】UX(ユーザー・エクスペリエンス)とは

リンより抜粋させて頂きました

ユーザー・エクスペリエンス(UX)とは
ある製品(アプリケーション)をエンド・ユーザーが使った際に経験する「楽しさ・心地よさといったプラスの感情」を、(エンド・ユーザーに提供する)価値として重視するコンセプト。

たとえば、アプリケーションに対するエンド・ユーザーの不満は次のようなものがある。
・もっとサクサク使いたい
・操作手順がわかりにくい
・入力、操作ミスを犯しやすい
・もっとかっこよくして

ポイントとしては、
「システムが優れたUXを提供するUIか否か」、によって、情報システム自体の資産価値も変わってしまう時代になってきている
こと(これはiPhoneなどのタッチ・デバイスに代表されるように、UXおよびUIを起点とした情報技術(IT)の革命が起きていることからもわかる。)

また、にも関わらず
UXに関する不満は、誰の責任がわかりにくいこと
である(開発だけでも、デザイナの責任でもない)。「UXは自分に関係がない」という開発者がいてもおかしくない。

では、どうすればいいのか。

■UXの概念
$hanmocのブログ
Peter morville氏の「Semantic Studios」のサイトに掲載されているもの

ここからもわかるように、「使いやすい」というのはUXにの一部で、動作の安定性や、情報自体の価値など、バランスが重要ということがわかる。

次に、「The Elements of User Experience」という、J. J. Garrett氏が10年前に作成したUXの概念図がある。これを簡易にしたものを下記に示す。
$hanmocのブログ

サイト目的というビジネス的なゴールから要件をまとめていき、最終的にUIの問題を考える。

ただこれだけ見ても「で何したらいいんだっけ?」になってしまう(難しいな・・)

■結局、UXを高めると何が嬉しいのか
システムへ投資するのであるから、経営的な観点から言えば投資対効果(ROI)を考える必要がある。よってUXへの投資も、ROIという観点で言うと、「どれだけ利益が上がるか」を説明しなければならない。利益を上げるには
・売上を増やす
・コストを下げる
の2つの観点があるが、ここでは特に「UXがもたらす売上効果」について考えてみたい。

例えばマイクソフトの検索エンジンが「Windows Live Search」から「Bing」に切り替えた際に行ったUI改善には、8000万ドル(=約85億円)の効果があったと言われている。
なぜかというと、
ユーザーが最も関心を持つ色を検証して、リンク・テキストの色を特定の青色(RGBカラーで「#0044CC」)にしたことにより、クリック数が増大して年間売上高が8000万ドル増加した(参考記事
というのだ。この色より薄くてもいけないし、濃くてもいけない。

ふーむ。

面白かったのは、
WindowsやGoogle,Appleなどの企業が、挙げている、「デザインに関するさまざまなアドバイス」を見ると、
アプリケーション作成の基本的な要素も、UXに含まれているということだ。つまり(デザイナーではなく)開発者の作業がUXに非常に関係している。

ということ。
開発者一人ひとりに意識せよ、というのは難しいから、いかに企業として、UXを高める指針を明確に定め、現場レベルで徹底させられるか、がポイントだな・・