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データ活用組織のマネジメントを行いつつコーチング、本など学んだことを書くblog

「社内政治」の中でプレゼンスを発揮するために

最近よく考えるテーマとして、「利害が相反するステークホルダーの中において、自分がどのようなプレゼンスを発揮するのか」がある。

そんな時、目に留まった記事。


「いつか、仕返ししてやる!」と思われたら負け「言い負かす」ことなく、相手を誘導する技術|社内政治の教科書|ダイヤモンド・オンライン

下記、引用。
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・社内には常に対立する利害があります。経営陣は利益最大化をめざしますが、一般社員は働き甲斐を求めます。開発部門は潤沢な予算を使ってクオリティを追求しますが、経理部門は経費削減を求めます。限られた予算・人員などのリソースや有力なプロジェクトを、自分の部門に引っ張ろうと競い合います。

・そのようななか、自分の部署に有利な状況をつくり出し、実績を上げ、プレゼンスを獲得していく。この「政治力」こそが、マネジャーにとって最も重要な能力だと気づいたのです。

・「論客」と言われる人がいます。
 立て板に水のように論理を展開し、相手をやり込めるような人物のことをさします。こういう人物に、憧れを抱く方もいらっしゃるかもしれません。私も、サラリーマン・ドラマなどで、部下が上司の悪事を弁舌巧みにやり込めるシーンなどを観ると、胸がスカッとします。

 しかし、実際の会社生活のなかで、あのようなことをすれば政治的に非常にまずいことになります。なぜなら、会社生活はその後も続くからです。やり込められて、メンツを潰された相手はあなたを恨みます。「いつか、仕返しをしてやる」と思うのです。これが、いずれあなたの足を引っ張ることになるでしょう。

・できるマネジャーは、部下を掌握し、上司や上層部の信頼を獲得し、社内横断的なキーパーソンのネットワークもつくっている。そして、社内の利害関係を巧みに調整しながら、「自分が正しいと思うこと」を実現している

・相手を説き伏せるのではなく、相手が本人の意思であなたの意見に賛同するように仕向ける

・誰でも、自分の知識・知見をひけらかしたいという欲求をうまく利用すれば、
交渉を有利に進められるばかりか、相手の好意まで獲得することができる
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社内において複数の相反するステークホルダーのど真ん中にいる今の自分にとってはむちゃくちゃ刺さった。

ちょうど著者の本が出たばかりとのこと(タイミング良すぎ?w)。

チェックしておこう。

 

「課長」から始める 社内政治の教科書

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